Ⅲ. 本格的ラジオ放送の始まり

 本章では、連続波と真空管技術の進展に支えられた「ラジオ放送」の誕生と発展を辿る。1906年、フェッセンデンがアレキサンダーソンの連続波発生装置を用いて、世界初の音声によるラジオ放送を実現した。
 以降、真空管による安定した送信が可能となり、ヘロルドによる実験放送(1909年)や、KDKA局(1920年)に代表される商業放送局が誕生した。また、イギリスのBBC(1922年設立)など、公共機関による放送も始まり、情報と娯楽の新しいインフラとして放送が社会に定着していった。  
 1927年には世界初の短波放送局PCJJ(オランダ)が開局し、放送の国際化が急速に進んでいった。
 さらに、アームストロングにより受信機技術が飛躍的に向上し、1933年にはFM放送方式を実用化、1937年には世界初のFM放送局が開局するなど、放送は高音質・広域伝送の新たな時代へと進んでいった。

           戻る


          戻る

          戻る